2025.5.11

全体会議全方位1on1

ローカルフラッグ 代表取締役 濱田祐太様インタビュー

ーーローカルフラッグはどのような会社ですか?

京都の丹後地域を拠点にしたまちづくり会社です。行政との案件だけでなく、地域のホップを使ったビール事業も展開しています。地域の人口減少が進む中、地域に投資をしていける会社になりたいです。そのために自分たちが事業を作れることが大事だと思っています。

ーーまちづくり会社を作ろうと思ったきっかけを教えてください。

生まれ育った町が衰退していくのが嫌でした。漠然とですが地域を良くしたいと思ったのは高校生くらいのときで、地元好きの人が多いなと感じていて、丹後出身というだけで何かつながっていける感じがあり、自分もこういう人たちと一緒に地域を作る一助になりたいなと思いました。

そのために最初は政治家になろうと思ったんです。大学のときに政治家の事務所にインターンで入り、政治家を身近で見たときに非常に優秀な人であっても首長にならなければ、地域を変えられないと話していて、これは時間がかかるし、世の中を変えるのは難しいなと思いました。 そう考えると地域にインパクトを出していくには民間が事業を通じてやっていく方が良さそうだ。また、人口減少で自治体の規模が縮小していけば、行政は限られた予算をインフラや社会保障の維持に使うことになり、まちを良くしていく活動にはお金を回せないと思いました。であれば、民間がまちづくりをしていく必要があるなとも思いました。

ーー濱田さんのことは創業前から縁がありました(※1)が、創業6年目のタイミングで今回声をかけていただきましたが、どういった経緯になりますか?

会社の中の重要な役割を担う人材が立て続けに退職することになり、自分自身が組織について十分に向き合っていなかったなと感じました。会社の規模も大きくなってきてひとりじゃどうにもならないなというのもありました。なので、経験値のあるベテランの力は必要だとは思いつつも、この会社はメンバーの平均年齢も若いですし、中に入ってやってもらうよりは、コーチやメンターのような形で関わってもらう方がいいなと考えていました。 もともと花屋さんとは縁がありましたし、地域でやっていたこと(※2)の方向性や活動内容の近さもあり、組織づくりを始めたということでちょうどいいかなと思いました。

ーーどのようなことを期待していましたか?

基本的にスタッフの悩みを聞いて寄り添ってもらえればいいかなと思っていました。業務として何をしてもらえばいいかといったことは自分でも言えるのですが、寄り添って聞くとかそういったことは得意ではないので、その部分を補ってもらえればと思いました。

ーー実際にやってみていかがですか?

組織が明確に変わったなと思います。あるメンバーに関しては目線があがり、スタンスがとても経営寄りになってくれて、こんなに一緒に考えてくれるんだと思いました。花屋さんとの1on1を通じて、みんなが仕事に対しての自分事感が増えるのを感じます。

ーーそれは嬉しいです。ありがとうございます。濱田さんと私はお互いを知っていましたが、他のメンバーの最初の反応はいかがでしたか?

最初から「すごくいい」というメンバーもいましたし、「誰だろう?なんで話すのかな?」と感じるメンバーもいたと思いますが、2、3回話してもらううちにすっかり慣れたかなと思います。

ーーローカルフラッグをこれからどんな組織にしていきたいですか?

みんなで有機的に成長しながら会社も伸びていくし、自己実現もしていけるような組織にしたいです。もっと早く成長をと思ったときもありますが、この地域でやっている意義なんかを育てつつ、長期目線でみんなが成長して地域も良くなっていく、で良いのかなと思います。 先日会社の経営状況について詳しくみんなに説明する機会がありました。それまでは経営者である自分がなんとかしなくてはという部分が強く、みんなで一緒にという形にはなっていませんでした。今回いろいろと共有してみて、みんなを信じることってすごく大事だなと感じましたし、しっかり透明性をもって共有していくことをベースにすれば、全員が経営者のような感じになりますし、ひとりでは見落としていたようなことも気づけたりして、より遠くにいけるかもと思うようになりました。「一緒に未来を目指す関係性」に変わってきました。

ーー関わらせていただいて、濱田さん自身の変化もすごく感じるところがあります。弊社のサービスを利用するとしたら、どのような会社に合いそうだと感じますか?

オープンで開かれた組織にしたい会社は絶対やった方がいいと思います。とにかく指示にそって「こと」だけが動けばいいという組織は合わないと思います。1on1の時間を「社長の言うことを社員にきいてもらうためのフィルター」のように使うとダメだと思います。

社長と社員がフラットで開かれた関係の組織は増えてきている気がしますし、これからの時代はそういう組織が増えていくんじゃないでしょうか。

ーー今日はお時間いただきましてありがとうございました。これからも引き続きよろしくお願いします。

ローカルフラッグ社 本社

与謝野駅前にあるローカルフラッグ社本社 ビール醸造と「TANGOYA BREWERY & PUBLIC HOUSE」の運営も行っている。

株式会社ローカルフラッグ ホームページはこちら

カテゴリー

Contact お問い合わせ

サービスの詳細については
下記ボタンよりGoogleフォームから
ご連絡ください。

まずは無料相談から!